・サイクル5Progressively Shortening Temperate
・全景
プレイ後に追記した補足や反省点は赤字にしてあります。
マップ | Ver | 陣営 | コンセプト |
---|---|---|---|
01 平原 | 0.6Beta | Folk | 風車工業地帯 |
02 湖 | 0.7Beta | Iron | 管路紹介 |
03 滝 | 0.6Beta | Iron | 上流二段ダム |
04 クレーター | 0.7Beta | Iron | 地下都市 |
05 サウザンド諸島 | 0.7正式 | Folk | 地区移転 |
06 ジオラマ | 0.7Beta | Folk | 階層農地 |
07 ビーバローマ | 0.6正式 | Folk | 水中汚水路 |
08 台地 | 0.7Beta | Folk | ジップライン紹介 |
09 山脈 | 0.6正式 | Iron | MOD紹介 |
10 崖の側面 | 0.6Beta | Folk | 立体交差水路 |
11 渓谷 | 0.7正式 | Folk | 気候追加MOD紹介 |
11 渓谷 | 0.6Beta | Iron | 下水道 |
12 空洞 | 0.7正式 | Folk | お手本プレイ |
13 蛇行 | 0.6正式 | Folk | 初心者向け解説 |
14 螺旋山 | 0.6正式 | Folk | マップ全体緑化 |
Version 0.7
マップ:渓谷 128x128
陣営:フォークテイル
難易度:ハード
MOD:Moddable Weather
今回はMODのModdable Weatherを紹介しながらプレイします。このMODで下記の気候が加わります。
季節 | 気候 |
---|---|
温暖 | 雨季 … 水源から水、汚水源から汚染水が湧出 |
Rain … 雨季+雨、雨で全体緑化+濡れた毛皮 | |
Progressively Shortening Temperate … 徐々に短くなる雨季 | |
Disappointingly Short Temperate … 短い雨季 | |
異常 | 干ばつ … 水も汚染水も出ない |
悪潮 … 水源と汚水源から汚染水が湧出 | |
Monsoon … 水と汚染水の大量湧出 | |
Surprisingly Refreshing … 水源と汚水源から水が湧出 |
MODの設定で有効化する気候を選んだり、それぞれの発生率や期間を設定したりできます。今回は、全ての気候を有効化し、期間はハードと同じにしました。
MODの[Moddable Weather]の内容を見ると、水が出る季節が増えることが分かります。MODを最大限に活用するため、水車を動力に利用します。
悪潮対策にも色々あるのですが、上流に上下水道を作る方法は前回やったので、今回は既存の川を利用して分流します。初心者にはこの方法の方が参考にしやすいと思います。
このMODで要注意なのが、Monsoonで水や汚染水の湧出量が増えることです。ぎりぎりの治水では溢れ出る可能性があるため、Monsoonの時は分流の両側同時に水を流す予定です。
川の下流に貯水するため、マップ北西(画像左上)の汚水源には蓋をします。蓋をする方法として基本なのが汚水ドームですが、今回は突出部と防水フロアを利用します。この方が建材が少ないです。
Moddable Weatherでは、雨季の季節に雨季以外の気候があります。現在は干ばつ中ですが、次に何が来るかは既に画像に表示されています。この画像ならRainです。
これは仕様か設定ミスか分かりませんが、季節画像の境目が右から左に流れています。この画像の場合、左の干ばつの絵が徐々に狭くなり、残り5.9日で全部Rainになります。最初は違和感がありますが、ここを見ることでこのMODが入っていることを判断できます。
Rainが来ました。Rainになると、マップ全体が緑化され、屋外にいるビーバーに[濡れた毛皮]が付きます。もちろん、通常の雨季と同様に水源から水、汚水源から汚染水が湧きます。
今回の場合、干ばつ中に川が涸れてしまったのですが、雨が降ると同時に農作物や樹木が育ち始めました。
では、雨季より良いかというと、期間が短い分だけ雨季より悪いです。設定によるのですが、今回はわずか3日(雨季なら5〜8日)しかありません。
Progressively Shortening Temperateは、徐々に短くなる雨季です。設定では期間が3日から5日ですが、実際は8日間でした。おそらく、短くなった時の期間が3日から5日で、序盤はそれを基準に長くなったのでしょう。
通常の雨季は5日から8日間なので、序盤は通常と同程度で、サイクルが進むと通常より短くなると思われます。
マップ北西の汚水源に蓋をして、川の下流に水を貯められるようにします。この蓋ですが、汚水ドームを建設するのが本来の方法ですが、突出部と防水フロアでも同じことができます。しかも、材料がかなり少ないです。
建設 | 建材 |
---|---|
汚水ドーム | 板x100, 歯車x200, 金属ブロックx100 |
突出部など | 丸太x145, 板64, 金属ブロックx33 |
この方法の欠点は、開閉ができないことです。開閉したい場合は素直に汚水ドームを建てた方が良いですが、そんな場面はほぼありません。
この工事は干ばつ中にしか行えません。雨季は工場で働かせ、水車が止まる干ばつに建設工事をさせるので、仕事量的にも丁度良いです。干ばつが終わったら、雨季の最中にここへ来ないよう、途中の道を解体しておきます。
Monsoonが来ました。これは、水源と汚水源の湧出量が増加(今回の設定では最大2.5倍)する現象です。治水をぎりぎりで設計していると、水が溢れる事故に繋がります。
今回の対策では、水用の川と汚染水用の川を両方使って排水しています。実際は片方だけでも何とかなったのですが、それは今回の湧出量がそこまで多くなかったからだと思います。
このMonsoonは干ばつや悪潮の季節に来ますので、水や水車を継続して利用できるメリットがあります。今回、水車を主力にしたのも、このMonsoonがあるからです。
Surprisingly Refreshingが来ました。これは、水源からも汚水源からも水が湧く現象です。しかも、干ばつや悪潮の期間に来てくれます。
ただ、期間が1日(今回の設定では最大でも2日)しかありません。汚水源に蓋をする工事をしたいのですが、たった1日では汚染濃度が下がった頃に雨季が来てしまうので、今回も何もできません。良い気候に見えますが、実際はサイクルを早めてしまうリスクもあります。
気候の種類が増えたこともあり、サイクル10で初めて悪潮が来ました。治水工事はもう完了しています。
手順としては、マップ北西(画像左上)の汚水源に蓋をして、それから下流のマップ端に堤防と水門を建てて貯水し、悪潮が来た時にマップ南西(画像左下)に汚染水を流します。悪潮中に植物が枯れないよう、溜池も準備してあります。
もう1つ溜池を作る予定ですが、そこに植えるのはマツで、松脂が大量にいるのは少し先なので、今は溜池1つだけです。
ダム湖の貯水量が多くないので、タンクを増設し、干ばつ中や悪潮中は汲水ポンプを停止します。今回は水生農場は建設しません。
既にジップラインステーションが3つ稼働していますが、南東の遺跡前にもう1つ作ってからご紹介します。
予定していたジップラインステーション4駅が完成しました。画像は、マップ南東の遺跡から中央を見た様子です。
ジップラインステーションは、よく行く場所の近くに建てると効率的です。今回の場合、ロッジや飲食施設の近くに駅があり、そこから木材関連、精錬所、遺跡の近くにも駅を作りました。マップ南東の遺跡は非常に量が多いので、ここだけでクリアに必要な金属が集まるかも知れません。
優先的に天文台を稼働し、地球再生機をアンロックし、現在は地球再生機の建築を行っています。早めに地球再生機をアンロックすることで、倉庫の数を最小限に抑えることができます。
今回の工業地区は画像の通りです。ロッジの下に制水弁があったり、ジップラインの下に低い建物を置くなど、実は意外と複雑です。動力は、水車の隣に工場やロッジを連続させて、遠心分離機から道の下を通して東西を接続しています。
天文台と製紙工場と遠心分離機以外を稼働し、合計1660馬力消費しています。水車で1900馬力以上が安定して出ていますので、遠心分離機などを稼働させてもぎりぎり大丈夫です。
数サイクル、悪潮とMonsoonが連続していましたが、久々に干ばつが来ました。動力を水車に依存しているため、干ばつ中は工業が完全に止まります。
地球再生機には歯車1452、加工された板1452、金属ブロック901まで入っていて、紙が66あるので、残りは丸太1313と金属スクラップ1198が必要です。この期間を利用して、丸太と金属スクラップの必要分を集めておきました。
さらに、水没倉庫(トリプルロッジや大きな汲水ポンプの土台)を利用して松脂と食料も蓄えておきました。水没中の倉庫には新たに入れることができませんが、取り出すことはいつでもできます。
Monsoonが来ました。この水車は普段1930馬力前後出ていますが、今は3500馬力前後出ています。水量は1.8倍でしょう。この水量なら、川1本分で全部流し切れます。
Moddable Weatherの設定では最大2.5倍まで水量が増えますが、その水量が来ても、汚染水用の水門を開ければ、問題なく流し切れるはずです。
あとは、地球再生機の建材と発動素材を製造・建築すれば、クリアです。少しだけ暇があったので、記念碑も2つ建てました。
クリアした時のサイクルは18でしたが、日数は244日でした。通常、この日数ならサイクル14か15でクリアできたはずなので、Moddable Weatherでかなりサイクルが早まったことが分かります。
Moddable Weatherを入れると気候の種類が増え、結果的に干ばつの発生率が下がることは分かっていました。水車を利用した都市計画にしたのは、そのためです。
個人的に楽しみにしたのがMonsoonです。川幅をぎりぎりで設計した方が水車を勢いよく回せるのですが、それだとMonsoonで水が溢れます。水車を利用するなら、Monsoon時の排水計画も重要になります。今回のように、水用と汚染水用の川2つを併用するのがおすすめです。
想像以上だったのがサイクル経過の早さです。いくつかの気候は通常より日数が短いので、すぐに次のサイクルがやって来ます。のんびりプレイする方だと、急激に長くなる干ばつや悪潮に耐えられないかも知れません。
今回、唯一発生しなかったのがDisappointingly Short Temperateです。これは1日か2日で雨季が終わる現象です。発生するのはサイクル11以降なので、のんびりプレイする方にはこれも危険だと思います。